CRMとは何かご存知でしょうか?
CMRは「顧客関係管理」を意味し、ほとんどの企業で行われています。
一般的に顧客管理はExcelなどの表計算ソフトで行われていますが、何かと面倒で不便ですよね。
そこで、現在多くの企業で利用されているのがクラウド型サービスのCRMシステムです。
詳しくは後で説明しますが、導入することで顧客情報が一元管理できるようになるとともに、Excelよりも格段に操作性が向上するので業務効率の向上も期待できます。
ということで今回は、CRM(顧客管理)をクラウド化するメリットと、おすすめのクラウド型CRMサービスを厳選して3つご紹介します。
1.CRMとは?CRMをクラウド化するメリット
CRMは「Customer Relationship Management」の略語で、日本語に直訳すると「顧客関係管理」になります。
CRMは顧客との関係をマネジメントする手法であり、顧客情報を収集・分析した結果をもとに最も効果的な方法で顧客にアプローチを行い、自社の製品やサービスを売り込んでいく経営手法になります。
CRMはビジネスを行っていくうえで最も重要なポイントだといえますが、一言でCRMといってもExcelなどのアプリケーションで管理するのは手間もかかるうえに正確性に欠ける部分があります。
そこで、CRMを効率的に行うために多くの企業で利用されているのが「クラウド型のCRMサービス」です。
CRMをクラウド化するメリット
まず「クラウド」について簡単に説明しておくと、クラウドとはインターネット上にサービス提供会社が用意した空間(サーバーなど)にインターネット経由でアクセスすることで様々なサービスが利用できるようになるほか、各種データが保存・共有できるサービスの総称です。
現在では色々なクラウドサービスが提供され、CRMサービスもその一つ。そこで、CRMをクラウド化することで以下のようなメリットをもたらしてくれます。
メリット➀ 初期費用および運用費用が抑えられる
クラウドサービスはインターネットを介してサービス提供会社のサーバーなどにアクセスして利用できるサービスなので、自社でサーバーなどの設置が不要になります。クラウド型サービスでも初期費用は必要になりますが、格段に初期費用が抑えられます。
また、メンテナンスに関してもサービス提供会社が定期的にシステムのアップデートを行うので、常に最新バージョンが利用できます。
メリット➁ 利便性が上がる
説明している通り、インターネットを活用したサービスなので、インターネットが接続できる場所ならいつでもどこからでも利用可能。さらに、スマートフォンやタブレットと連携すれば、外出先からでも顧客情報が確認できるようになります。
このように、インターネットを活用したサービスならではのメリットがあり、利便性が向上し業務効率化に貢献してくれるのです。
メリット➂ データ消失のリスクが少なくなる
顧客情報はすべてサービス提供会社の保管庫(ストレージ)に保存されるので、万一端末が壊れたり紛失したりしたときもデータが消失するリスクがなくなります。それに伴って、重要な顧客情報が外部に漏れる危険性もなくなります。
サービス提供会社のデータセンターは厳重なセキュリティ対策が施されているので、情報漏えいを心配することなく利用できます。
以上、簡単にCRMをクラウド化するメリットを3つご紹介しましたが、インターネットを活用したサービスならではのメリットがあります。もちろん、利用には初期費用や月額利用料金は必要になりますが、メンテナンスなどの手間などが軽減できるので、長期的に見ればお得だといえます。
2.おすすめクラウド型CRMサービス厳選3選!
では、実際利用するならどのクラウド型CRMサービスがいいのか?
となりますので、ここでは数あるクラウドサービスの中から厳選しておすすめのCRMサービスを3つご紹介いたします。
おすすめ➀ Zoho CRM
(出典:Zoho CRM)
Zoho CRMは全世界5万社以上の企業で利用されている顧客管理・営業支援システムです。
見込み客の獲得から商談、受注、既存顧客との関係構築まで、事業の収益につながるビジネス基幹を一元管理できるようになります。
また、業界で初めてAI型営業アシスタント「Zia」を搭載。CRMに登録された顧客データを分析し、今後の売上予測や改善策を提示してくれるほか、操作履歴から作業を自動化するワークフローやマクロまで提案してくれるのです。
料金プランはニーズに合わせて以下の3つのタイプから選択できます。
・スタンダード:1,440円/ユーザー/月(年間契約)
・プロフェッショナル:2,400円/ユーザー/月(年間契約)
・エンタープライズ(人気NO.1):4,200円/ユーザー/月(年間契約)
以上の3プランともに15日間の無料お試しが利用できます。
おすすめ➁ ちきゅう
(出典:ちきゅう)
「ちきゅう」は、中小企業向けに提供されているクラウド型CRMサービスです。
顧客データを蓄積するデータベースを自由に設計・管理でき、蓄積したデータをグラフ化できるので直感的に現状把握ができます。
導入しやすく続けやすい料金設定になっていますが、必要な機能は一通り利用できます。
モバイルアプリも配信しているので、スマホにインストールすれば外出先から営業担当が活動履歴・商談情報の更新が可能になります。
料金プランは3つのタイプが用意されニーズに合わせて選択できるほか、30日間の無料お試しが利用できます。
・ライト:1,480円
・スタンダード:2,980円
・プロ:4,980円
おすすめ➂ Salesforce
(出典:Salesforce)
画像にも書かれていますが、全世界で10万社以上が利用している世界NO.1のクラウド型CRMシステムです。
見込み客の開拓や新規顧客の獲得、商談成約、営業活動、カスタマーサービス、マーケティングまで、さまざまな側面からビジネスの革新と成功をサポートしてくれます。
カスタマイズ可能なテンプレートやアプリ、自由にカスタマイズしたダッシュボードなどを活用し、ビジネスに合わせた分析を調整することで必要な情報がスムーズに確認できるようになります。
料金プランは2つのタイプが用意され、無料トライアルも利用できます。
・Einstein Predictions:9,000円/ユーザー/月(年間契約)
・Einstein Analytics Plus:要お問い合せ
3.まとめ
CRM(顧客関係管理)はビジネスを行っていくうえで最も重要なポイントです。
Excelなどを利用して顧客管理を行っている会社は多いですが、何かと手間もかかるうえに正確性に欠けます。そこで、CRMを効率的に行うために多くの企業で利用されているのが「クラウド型CRMサービス」です。
基本はインターネットを活用したクラウド型サービスなので、初期費用が軽減できるとともに利便性と業務効率化にも貢献してくれます。今回はおすすめのクラウド型CRMサービスを3つ紹介しましたが、いずれも定番のCRMサービスです。初めて導入するという会社ではご紹介した3社から選んでみてはいかがでしょうか。